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手紙は口語文でも問題ないとも言われていますが、目上の方にあてたものですとか書き方に不安がある場合には丁寧な文章を心がけていただくのが良い手紙の書き方ともいえるでしょう。
そこで、抑えておきたいのが「言葉の種類」です。
今回は、そうした部分から手紙の書き方を見ていきましょう。
尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いとはどのようなものなのか
まずは尊敬語です。
尊敬語は「高めて表現をする」言い方となります。
具体的にいえば、相手や行動もしくは上今日などに対して敬意を表すものとなっています。
「いらっしゃる・おっしゃる」という表現が代表的なもので、手紙を書いている側よりも「立場が上である」場合に用いるようにしましょう。
謙譲語の場合にはへりくだった表現で相手に敬意を表すものとなります。
「伺う・申し上げる」「参る・申す」というものが代表的なものなります。
手紙の読み手が書き手よりも上の立場の場合に用いるものとなっています。
なお、会社の場合には「弊社・小社」という言い回しを使うのが謙譲語です。
丁寧語は、言葉の頭に「お」「ご」をつけたり、語尾を「ですます調」にすることをいいます。
読み手が書き手よりも上の立場であるという場合に用いる言葉です。
上品な印象を与える言葉でもあり、一般的に使われるものでもあるでしょう。
気をつけておきたい一人称と二人称についてと二重敬語について
一人称と二人称についても触れておきましょう。
文化庁によると、自分の標準は「わたし」であり丁寧な場合には「わたくし」とすると記されています。
これをベースにしながら、敬語に言い換えていくようにすると、より良い手紙の書き方ができます。
また、気をつけたいのが「二重敬語」です。
知らず知らずのうちに使ってしまっているというケースもあるようです。
意識をして敬語を使おうとした結果、二重敬語になっていることもあるかもしれませんので気をつけましょう。
多い例として「お(ご)○○になられる」という表現です。
これは「お(○)になる」と表現をするのが正しいものとなっています。
また、「なられる」という表現を使う方も多いようですがこれもまた間違いなのです。
ふととしたときに間違えてしまいやすいものでもありますので、書き上げた後に確認をすると良いでしょう。